
UG-25-0008
Nordic Approach カップコメント: 86 Arrival sample 22.05.25: Easy drinker, clean and balanced with stone fruit, black tea, and dark honey. Sweet red apple and grape notes. Bright and jammy.
ネーミングのZinule(ジヌレ)とは 生産地域の方言ルギス語で ブランブリの森に生息する固有の鳥の名前が付けられています。
このネーミングのコンセプトは、甘く、芳醇で、インテンシティのあるウォッシュドコーヒーを表すために使っています。
ブランブリ(Bulambuli)
Nordic Approachと、長年のパートナーである Ibero社 との協力により誕生したウォッシングステーションです。ここで、パルピング(果肉除去)、発酵、乾燥の工程が行われています。現在、200〜400人の農家がチェリーをこのウォッシングステーションに届けています。
この地域の高地は高品質なコーヒー生産に理想的であり、低地は乾燥工程に利用されています。ドライミルでは、専門知識を持ったプロフェッショナルが最適かつ管理された乾燥工程を実施しています。
地域について
この地域ではケニアと同様に、SL14、SL28、SL34といった品種が主に栽培されています。チェリーは1ヘクタール未満の小規模農園で生産され、農園は家族経営で運営されています。
これらの農園はパリッシュ(教区)に位置し、パリッシュは7〜12の村の行政の中心として機能しています。村の人口は200人程度の小規模なものも多く、農家たちはグループで作業し、それぞれのグループにはリーダーがいます。
Nordic Approachのウガンダ産コーヒーの多くは、異なるパリッシュから調達していますが、時には共同ウォッシングステーションから調達するロットもあります。高地での生産に重点を置いており、ユニークなフレーバープロファイルが期待できます。
収穫とポストハーベスト
ウガンダ東部の収穫期は8月〜1月。低地では8月〜10月、高地では9月〜1月が収穫期です。
チェリーは小規模な収集センターで買い取られるか、直接ウォッシングステーションに搬入されます。その後に選別され、プロセスに応じてパルピングエリアまたは乾燥施設に運ばれます。
ウォッシュトプロセスは、通常その場でパルピング、発酵、乾燥が行われます。一方、ナチュラルプロセスの場合、納品時に丁寧な選別が行われ、その後、乾燥場に運ばれ乾燥テーブル上で発酵されます。この際、乾燥層の厚みを調整しながら、準備や発酵のタイプに応じた管理がなされます。
パートナーについて
ウガンダでは、Ibero社がウォッシングステーションの建設資金やチェリーの買い取り資金を提供しています。現地には、チェリーの買い付け、財務管理、農家支援、トレーサビリティの管理を行うチームが常駐しています。また、精製・グレーディング・袋詰め・輸出までの全工程をコントロールしています。
インパクト(影響)
Nordic Approachは、最もユニークなロットの調達と、農家やその地域社会への影響に重点を置いています。品質に対して支払われるプレミアムは直接生産者に届き、その経済的・社会的な安定に貢献しています。
ウガンダにはスペシャルティコーヒーにおける大きなポテンシャルがありますが、市場はまだ発展途上にあり、大きなボリュームを安定的に確保するには、地道な取り組みと時間が必要とされています。
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