
PE-24-0110
Cupping score: 87.5 Gummybears and boozy fruit with cacao and fig syrup. Balanced funky sweetness with rose syrup and brown spice.
このコーヒーは、Origin Coffee Labを通じたペルーでのソーシングプログラムの一環です。Nordic Approachは、小規模な家族経営の農園からマイクロロットや地域ブレンドを調達しています。生産者たちは、プレミアムプログラムに参加することで生産に投資し、マイクロロットの可能性を高めたり、より品質の高い地域ブレンドを作るための努力を続けています。
Nordic Approachの調達は、ラ・コイパ、コラサイ、サン・イグナシオなどの村に集中しており、厳選したカッピングによって選ばれたロットのみを扱っています。また、エクスポーターが生産者との関係を密接に保ち、品質管理、トレーサビリティ、プレミアム支払いのサポートを提供しています。
このプログラムでは、一貫したアプローチを採用し、高品質のマイクロロット(10~20袋のロットサイズ)を選び、可能な限り生産者ブレンドも購入しています。さらに、すべてのコーヒーに公正なプレミアム価格を設定し、地域への投資を促進。農家が品質向上を続けられるような持続可能なインセンティブを提供しています。
農園について
平均的な生産者は、約2ヘクタールのコーヒー農園を管理し、すべて有機栽培を行っています。使用する設備はシンプルですが、コーヒーの品質は驚くほど優れています。一部の農家はパラボリックドライヤー(アーチ型の乾燥施設)を所有し、他の農家は屋外のプラスチック乾燥施設や、近隣や親族の乾燥場を利用しています。
品種
この地域では、品種が混在していることが一般的で、約40年前から同じ品種が栽培されています。主な品種は以下の通りです:
カトゥーラ
カトゥアイ
ブルボン
ティピカ
カティモール(希少で減少傾向)
地元の生産者は、カティモール以外の品種を「ブルボン」や「コスタリカ」と呼ぶことが多いですが、実際にはカトゥーラやカトゥアイなどが混ざっています。
プロセス
収穫後の精製は、各農家のマイクロミル(小規模な加工施設)で行われます。基本的な設備には、小型パルパー、木製またはコンクリートの発酵タンクがあり、一部の農家では袋発酵も採用されています。
発酵プロセスの2つの方法
翌日パルピング方式
収穫したチェリーをその日のうちにフロート選別(浮かせて未熟豆を除去)。
翌朝、機械式パルパーで果肉を除去。
乾式発酵(15~48時間)。
その後、洗浄とすすぎを行い、乾燥へ。
即時パルピング方式
収穫直後に機械式パルパーで果肉を除去。
乾式発酵(15~48時間)。
洗浄・すすぎ後、乾燥へ。
どちらの方法でも、水を使用しない「乾式発酵」が採用され、発酵時間は15~48時間に及びます。
乾燥プロセス
プラスチックシート上での乾燥
小型のポリプロピレンテントを使用した乾燥(シェード付き)
一部の生産者は乾燥テーブルを使用(12軒中2軒)
乾燥期間は12~25日間で、最終的な水分含有率は9~11%に調整されます。
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