このコーヒーは、ムランガ県にあるゴンド・ウェットミル（Gondo Wet Mill）で生産されたフリーウォッシュドのロットです。
このファクトリーは ニュー・キリティ生産者協同組合（New Kiriti Farmers Cooperative Society）に属しており、この協同組合はKayuおよびKirimahigaのウェットミルも管理しています。
この協同組合は1998年に設立され、マシオヤ地区の小規模農家を支援する上で重要な役割を果たしています。

 Factory, New Kiriti Farmers Cooperative Society

ゴンドは、ニュー・キリティ生産者協同組合下にある3つのウェットミルのうちの1つであり、組合本部はKangema地区のカユ・ウェットミルにあります。
ゴンド単体では、協同組合全体の2,469名のうち727名の農家メンバーを抱えています。
この協同組合は、7名の管理委員会と3名の監査委員会によって運営されており、業務はセクレタリー・マネージャーによって監督されています。
また、19名の常勤スタッフとおよそ25名の季節労働者が支えています。
近年のクロップシーズンでは、ゴンドのチェリー生産量は168,000〜475,000kgの範囲で推移しています。

収穫

ゴンド・ウェットミル周辺の地域は、深い赤い火山性土壌が特徴で、標高は海抜1,900メートルに達します。
年間降雨量は1,200〜1,400mmで、2つの明確な雨季があり、これによりメインクロップ（10月〜2月）とライトクロップ（4月〜5月）の二期作が可能となっています。
気温は平均で18〜25℃です。
栽培されているコーヒー品種は、SL28、K7、Ruiru 11、Batianです。
協同組合に属するほとんどの農家は、平均0.5エーカーの小さな区画を管理しており、1農園あたり約50本のコーヒーの木を所有しています。

精製（Processing）

チェリーは選別的に手摘みされ、同日中にウェットミルへ搬入されます。
ミルではさらに選別が行われ、未熟豆、過熟豆、異物が取り除かれます。
その後、チェリーはパルピングされ、16〜18時間発酵させてミューシレージ（粘質層）を除去します。
洗浄とグレーディングの後、パーチメントは含水率10.5〜11.5%まで天日乾燥されます。
精製にはカナナフ川（Kananahu stream）の清水が使用され、再循環システムと浸透ピットを利用して環境への影響を最小限に抑えています。
乾燥後のパーチメントコーヒーは、ドライミルに運ばれ、脱殻・選別・袋詰めを経て、Sustainable Management Services Ltd.によってマーケティングおよび販売が行われます。