
HN-25-0042
Nordic Approach カップコメント: 87 Pre-shipment sample 17.03.25: Bright guava and sweet red fruit with cranberry character. Winey and lightly balsamic with dark berry syrup. Great process-driven structure with sticky berry reduction and sweet licorice.
このエクステッドナチュラルのロットは、ホンジュラスにおけるNordic Approach最長のパートナーであるキャバレロによって生産されました。
原産地:マリサベル・キャバレロ & モイセス
マリサベルと彼女の夫モイセスは、それぞれコーヒー農家の2代目・3代目にあたります。彼らはホンジュラスにおける高品質コーヒーの開発への尽力が認められ、数々の賞を受賞しています。
Nordic Approachがキャバレロ家と知り合ったのは2000年代半ばで、実際にコーヒーの購入を始めたのは2012年からです。
マリサベルの父であるドン・ファビオは、ホンジュラスにおけるコーヒー栽培の先駆者の一人だった祖父から、マルカラ地域周辺の広大な土地を受け継ぎました。
マルカラはホンジュラス南東部に位置しています。
長年、利益の低迷が続いたことを受け、ドン・ファビオはその土地を娘のマリサベルとその夫モイセスに譲渡しました。モイセスも自らの農園を事業に加え、現在では夫婦で約200ヘクタールの栽培地を所有し、17の農園に分けて管理しています。
これらの農園はすべて、彼らの精製所(ウェットミル)であるXinacla(シナクラ)の近くにあり、収穫されたチェリーはこの精製所に持ち込まれて加工されます。
基本的には各農園ごとにロットを分けて精製しますが、1日の収穫量が少ない場合は複数の農園のチェリーをブレンドすることもあります。
このようなブレンドロットは、Nordic Approachのオファーリスト上では「Caballero」という名前で表記され、個別農園の名前はつけられません。
ただし、品質は単一農園のコーヒーと同等以上のレベルであり、より大きなロットを形成するためにブレンドされています。
彼らの農園は粘土質の土壌を持ち、主にCatuaiを栽培していますが、Java、Pacamara、Geishaなどの品種も手がけています。
農園のある地域は雨が多く風も強い環境で、日陰のある農園とない農園が混在しています。平地と斜面が入り混じり、なだらかな傾斜から急な傾斜までさまざまです。
農園での作業はすべて記録されており、新しい設備や品種の導入にも多くの時間と資源を投じており、それがコーヒーの品質向上に繋がっています。
マリサベルとモイセスは常に品質を重視しており、2010年にはSCAA主催「Coffee of the Year」で第3位を受賞。
また、毎年行われるカップ・オブ・エクセレンスにおいても、彼らの地域では数少ない受賞常連の生産者として知られています。
環境への取り組み
環境に配慮した持続可能な農園運営にも非常に熱心です。
特に土壌の質の改善に重点を置き、健全なコーヒーの生育環境を整えています。
自家製の有機肥料を使用しており、これは牛や鶏の糞、コーヒーチェリーの果肉やその他の有機物を混ぜて作られています。
これに加えてミネラル肥料も併用し、コーヒーの木に必要な栄養を十分に供給しています。
また、農園内ではオレンジやアボカド、バナナ、花などの作物も栽培しており、これは主に収穫作業員が食べるためのものです。
農園の生物多様性は、コーヒーの木にとって良好な栽培環境や適度な日陰を生み出しています。
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