
CO-25-0137
Cupping score: 87.75 Incredibly sweet with thick, creamy, juicy mouthfeel. Plum juice, sugarcane, cinnamon, vanilla, and apple pie notes. Boozy berry fruit with herbal hints.
フアン・サルダリアガは、60ヘクタール規模の農園「ラ・クラウディナ」と「エル・エンカント」を運営しており、そのうち42ヘクタールがコーヒー栽培に使われています。残りの土地は、森林や自然保護区として維持されています。このコーヒーは、ラ クラウディナ農園で収穫されたものです。
2012年、フアンは家族から農園を引き継ぎ、品種の多様性に注目した生産に取り組み始めました。
カスティージョ、カトゥーラ、タビ、ブルボン、ゲイシャ、SL28など、複数の品種を植え、それぞれが農園の土壌や気候にどのように適応するかを試験。うまくいった品種については、順次拡大栽培しています。
ラ・クラウディナ農園
標高:1,400〜1,800m
設備:チェリー用パルパー2台(1時間に1,600kg)、発酵タンク
労働力:常勤3名+季節労働者45名
エル・エンカント農園
標高:1,380〜1,800m
約26ヘクタールで栽培
非常に手入れが行き届いており、栽培されているすべての品種がこの農園に集められています。
栽培品種:バリエダ・コロンビア、カスティージョ、タビ、SL28(少量)、マラゴジペ、ゲイシャ、ブルボン、カトゥーラ・チロソ、カスティージョ・タンボなど
設備:ディスクパルパー、発酵タンク
高湿度・高温の地域特性による乾燥の難しさに対処するため、カバー付きアフリカンベッドや冷風乾燥機(温度・風量調整可能)を導入。日陰と日向を使い分けることで、品質が大きく向上しました。
収穫
年1回(9月〜1月)収穫
各農園にピッカーを監督する担当を配置。区画別・品種別に収穫し、バッチを分ける。
高品質な豆にはピッカーへプレミアム支給。
ナチュラル製法用のチェリーは手摘みで行われています。
パルピングと発酵
チェリーを水に浸し、未熟豆を除去。
その後、ディスクパルパー+セパレーターを用いて、熟度別にさらに細かく選別します
発酵時間はロット規模によって調整:
・大ロット(5,000kg以上):発酵タンクで24時間ドライファーメンテーション。6〜8時間ごとに洗浄を繰り返す。
・小ロット:48時間まで延長し、より深い発酵を実現。
乾燥
気温や湿度に応じて、最適な乾燥方式を選択しています。
使用する乾燥方法:
サイロ乾燥機 (コマーシャル品質のみ使用)
冷風乾燥機
温室内アフリカンベッド(乾燥機併用)
日陰のアフリカンベッド
乾燥期間:
機械乾燥使用時:10〜20日
温室・日陰のベッド使用時:20〜30日
ナチュラルプロセスでは、最適な25〜30℃に調整してゆっくり乾燥させます。
地域への影響
アンティオキア地方では長年コマーシャルグレードのコーヒーが主流でしたが、近年は若い世代によるスペシャルティ生産が拡大しています。
フアンは標高2,000m近隣農家と協力し、品質向上のノウハウを共有。2014年からはNordic Approachとともにスペシャルティ向けの実験・改善に取り組み、地域全体の変革を牽引しています。
現在では、複数の農家がチームとなり、プロトコルや精製工程の改善に着手。今後さらなる発展が期待されています。
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