このコーヒーは、スル・デ・ミナスのサンタ・クルス農園で生産され、Nordic Approach現地パートナーのSMCを通じて調達されました。
農園の運営はジョジアニ・モラエスが行っています。

ジョジアニは、高品質なコーヒーの生産と農園での持続可能な取り組みに力を入れています。
その取り組みには、湖や水路の再生、地域の生態系を回復させるため、40万本の原生樹の植樹、
そして農園の自立性を高めるための有機堆肥の生産などが含まれています。

また彼女は 農園内での社会的・教育的な取り組みに深く献身しており、食品業界での豊富な知識と経験を活かし、世界市場に向けて高品質なスペシャルティコーヒーの提供に力を入れています。

農園情報
この農園は1992年に設立され、当初はオレンジの木が植えられていました。しかし1998年、夫のジョバンニ・ブラガニョーロが果樹園を一掃し、先進的な技術とインフラに投資してコーヒー栽培への転換を図るという戦略的な決断を下しました。

彼らの目標は常に改善を重ね、従業員の貢献を高め、南ミナス地方における主要な農業分野であるコーヒー生産において卓越した品質を実現することです。

収穫
収穫期は5月から10月にかけて行われます。各区画でサンプリングを実施し、品質を評価し、それぞれに適した収穫および精製方法を決定します。

農園の地形は機械収穫に適しており、作業効率も高いですが、ジョジアニは小規模な区画については手摘みのロットも生産しています。

精製と乾燥
この農園では、ナチュラル、パルプドナチュラル、アナエロビックナチュラルのいずれかの方法で処理されています。

ロットはまずコンクリートパティオで乾燥され、その後、個別に温度管理機能がついた機械乾燥機へと移されます。これにより、過剰な加熱によるダメージや処理上のミスを防いでいます。小ロットに関しては、最近設置されたアフリカンベッド（高床式乾燥棚）も使用されています。

サステナビリティと地域貢献
サンタ・クルス農園では、全国農村教育サービス（SENAR）と連携し、従業員全員に向けて労働安全、応急処置、消防訓練、野生動物保護、レインフォレスト認証の概念など、幅広い分野の研修を実施しています。また、農園ではスペシャルティコーヒーに関するイベントやカッピングも頻繁に開催しており、近隣の生産者やコーヒー業界のプロフェッショナルを招いて講演や交流を行っています。

農園は、自家製の有機堆肥の生産や、生産過程における水の再利用システムの導入など、多くの面で自立した運営が行われています。さらに、独自で複数のコーヒー品種の苗床を設立し、連邦機関など、研究に携わるパートナーからの寄付が寄せられました。