2024年5月6日 (月) 15:04
こんにちは。4/10-4/12にかけて 今年もノルウェー オスロで行われたSpring cuppingに参加してきました。
バイヤーJoanneによる5カ国のハーベスト情報のプレゼンテーション、2日間で約90種類以上のニュークロップと、参加されたロースター60社以上のコーヒーのカッピングを行いました。
今回は 今年のエチオピア、ケニア、ホンジュラス、ウガンダのニュークロップの総合的な印象にフォーカスしてお伝えします!
エチオピア:
今年の印象は エチオピアがWashed, Naturalともにかなりよかったです!昨年はナチュラルの種類がかなり少なく、Nordic Japanとしても極少量入荷となりましたが、今年は豊作でした。PSS(Pre-Shipment Sample)でのカッピングなのでフレーバーがミュートしたロットも多々ありましたが十分にポテンシャルを発揮していて 日本到着時期に合わせてかなり開いていくと思います!
カッピング会ではサンプルが間に合いませんでしたが、アナエロビックやハニープロセスなども随時入荷予定とのことです。Nordic Japanの卸販売用にWashed, Natural共に 各8種類ほど抑えてきました。
NAの定番のロットから、新しいエリアのロットまで幅広いラインナップになったと思います。価格は全体的に去年より若干低めでした($13-14)
ケニア:
今年のケニアは 価格のスタートが$16-17と過去最高額に達したと思います。詳細は別の投稿にてご案内しますが ケニア政府の新規制により、精製待ちのチェリーが列を成し、現時点での精製量は かなり低いです。 現地エクスポーターによると昨年までのような高いクオリティーのロットの確保が難しいとのことでしたが 与えられた状況下でもさすがNAとエクスポーターとの長い信頼性により いいロットが確保できました!
今回の買い付けで抑えたロットは 6種類ほど。精製状況に応じて 追加で購入を検討します。
ホンジュラス:
NAといえばのCaballero と、Intibuca プロジェクトより 昨年より種類を増やして買い付けました。
CaballeroとNAは 設立当初から続く最長の関係性で彼らの80%の生産量をNAが買い付けています。
CaballeroからWashed, Naturalを複数。
Intibuca プロジェクトからは Washedをメインに マイクロロットを複数の生産者から抑えました。
個人的に 今年のホンジュラスは 昨年に増してクリーンカップで フレーバーの幅が楽しめました。
ウガンダ:
Bulambuliファンの方 大変お待たせしました!予想とは異なり、今年の収穫量は少なく、 3種類の中からの選択となりましたが、Washed, Natural 各1種類ずつを抑えました。
昨年Nordic Japanがご紹介したBulambuliロット完売後から たくさんのお問い合わせを頂きました。ウガンダのプロジェクトは まだ立ち上げから年数が浅いので 美味しく飲んでいただける賞味期限を考慮した場合、ニュークロップまで全てのご注文はお断りせざるを得ませんでした。
日本到着後も できれば6ヶ月以内に使い切っていただけるイメージで ウガンダは少量入荷にしています。
既にお問い合わせいただいている方は サンプル入手次第 お届けします!
2024年5月6日 (月) 14:46
Nordic Japanを運営しています、今田ミサコです。
まず自己紹介をさせて頂きます。
私は 京都にあるKurasu Kyotoで焙煎部門を立ち上げ、Nordic Approach商品を利用するロースターの1人でした。
2020年にオスロに拠点を移し、Nordic ApproachのラボとSNSマーケティングとして勤務させて頂く機会を頂き、QCやサンプルロースト、SNSの運営や動画プロジェクトなどを3年間担当しました。(以前ROESTサンプルロースターの依頼で書いた活動ブログ)
2020年はご存じのとおり、世界中でコロナが流行し、生産国でのピッカー不足から始まり、物流業界は大混乱の年でした。
その状況だからこそ、生豆の鮮度の重要性や、輸入の仕組みや難しさ、ヨーロッパのマーケット、インポーターがいかにリスクを背負っているのかなど
非常に学びが多く、今まで自分がロースターだっと時の認識とは全て異なっていたことに気づきました。
その中でも 日本のロースター様からの問い合わせを多々頂き、お答えしたい気持ちと、ボリュームや日本への輸入コスト、お客様の輸入の受け入れ体制など 日本への輸出の課題も多く見えてきました。
個人的には 「こんなに素晴らしいケニアを日本にお届けできたら、最高だなー!」なんて思いながら、毎日カッピングをしていました。
Nordic Approach商品の日本への合同輸入は
過去10年に渡り、Fuglen、Light up coffee、Five cupsの皆様により受け継がれてきました。 2022年11月にNordic Japanを立ち上げた時点は、ゼロからのスタートでしたが先陣を切って繋いできてくださった方々によって、 たくさんのお客様からお問い合わせを頂くことができ、現在も運営することができています。
近年だと自社で生産国から生豆のダイレクトトレードをなされる事業者様が増えてきましたが
ヨーロッパを拠点とする商社からの輸入は かなり複雑で乗り越えなければいけない壁が多く存在し、日本の他の商社様から購入するのとは システムが全く異なります。
先述のとおり、Nordic Japanはゼロからの立ち上げ、また現状1人運営のため、手探りの中まだまだ完璧とは言えませんが
Nordic Approach社のシステムと日本の皆様の両方のニーズを理解した上で
最大限のアクセスしやすさを求めて サービスを展開しています。
ご要望に添えない点も多々あるかもしれませんが、皆様のご理解をいただければ幸いです。
ミサコ
Copyright © Nordic Japan, All Rights Reserved.